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2005.11.07

子ども時分に印象に残った詩

◯人生の無情をうたった(のだと思う)藤村の詩。中学時代に読んだのだが、何となく思い出したので記録。(著作権は切れているはず)

強敵
             島崎藤村
一つの花に蝶と蜘蛛
小蜘蛛は花を守り顏
小蝶は花に醉ひ顏に
舞へども舞へどもすべぞなき

花は小蜘蛛のためならば
小蝶の舞をいかにせむ
花は小蝶のためならば
小蜘蛛の糸をいかにせむ

やがて一つの花散りて
小蜘蛛はそこに眠れども
羽翼も輕き小蝶こそ
いづこともなくうせにけれ

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